NYダウ暴落の歴史-1929年世界恐慌の下落(その2)

 

1929年に起こった、世界恐慌!!その引き金を引いた、NYダウの暴落!!

それを、今から、チャートで見ると、上の、赤いマークのところです。。

なんだ、、大したことないじゃん〜???

オデキ??で、蚊に、さされた程度じゃん?????

と、思えてしまいますね。。それに比べたら、確かに、その後に、起こった、

ブラックマディーは、なんと、一日で、22,6%の下落したので、

暗黒の木曜日……………は、1日で、15%の下落なので、大したことがなかったように見えます。。

上のチャートでも、2008年の、リーマンショックは、谷が深かったとわかると思います。

その点では、上のチャートでも、分かるように、どんな暴落も、NYダウは、乗り越えてきた!!!ようにみえます。

でも、もうすこし、

1929年の世界恐慌の凄まじさを観てみましょう〜!!

上の、チャートで、オデキのような、膨らみを、拡大してみますと、、、

 

下のチャートは、1929年9月から1932年6月にかけてのチャートです。

暗黒の木曜日が、全ての引き金で、その後、3年近くも下落がが続いたのです。

 

1929年9月3日につけた最高値 381.17ドル から、暗黒の木曜日の下落を経て、、

この間、政府や、株式関係者が、何度も、「大丈夫だ……………」と、宣伝し、、

また、買い支えも、相当な額で、行ったにも関わらず、、、、

1929年9月に380ドルまであったダウ平均が、

1929年11月には、200ドルを割り込むところまで下落しています。

 

ココが、底だ!!と、信じて、買った人も多くいて、

1930年4月には、300ドル近くまで回復しました。

皆が、やれやれ、と思ったのでしたが、、その後、、、

その、願いも虚しく、株はドンドンと、2年も下げ続けて、、

1932年7月8日には、なんとダウ工業株平均は41.22ドルまでの下落となりました!!

3年間も、下がり続けたのでした。

下落率は、なんと!!!89%の下落!!!

 

この下落率を、今のNYダウの高値から、当てはめてみますと……………

2008年1月の高値 26,600ドルの 89%下落は………2,900ドル

2008年1月の日経225の高値 24,100円から89%の下落は………2,600円

こんな、値段を考えると、、、、

1929年の世界恐慌の「暗黒の木曜日」は、ハンパな下落ではなかった!

 

リーマンショックのときですら、、61%ですから、、その凄まじさは、凄いです。

アメリカ国民のほとんどが、この間、株を投げ売りしたといいます。

1929年の水準に戻るまで、なんと、25年もかかりました。

日本のバブル崩壊から、失われた20年!!といいますが、、その上を行く、25年!!

 

ただ、、今と、当時と比べて、安定化のシステムが、格段に進歩していることなどから、、、

こんな下落は、歴史のほんの一瞬の事だ!!とも、考えられます。。

しかし、、歴史上、これほどの、事が、起こったことも、また、事実なので、

その事実を、しっかり、受け止めて、、日頃から、注意する必要はあるとおもいます。

 

私は、今年の、年初、いろいろな、経済番組で、「適温相場」が、ずーーと、続いていくという

強気の、評論家?経済人?が、テレビに、登場するたびに、、????誰も、弱気を言わないテレビ、

そして、雑誌、新聞、に、違和感を、抱いていました。。

資本主義の、欠陥である 暴落は必ず起きる!!!

 

ダウントレンドが、、10年、20年、、また、それ以上続くこともある!!

 

常に、リスク管理を怠らないように、投資は行いたいですね。

 

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